森や自然に親しみながら楽しく学ぶことで、自然への理解と関心を深めるとともに、探究的に考える力を養う
森林や自然環境をテーマに、自分の興味・関心に基づいたゼミ形式での探究学習を行う
1年生の探究ゼミでは、生徒一人ひとりが興味関心のあるテーマを選び、ゼミ形式で活動を行いました。
「贈ろう森ゼミ」では、贈ろう森プロジェクトの方々と連携し、森や自然と関わる体験を軸に取り組みました。
自然に親しみながら楽しく学ぶことを通して、森への理解と関心を深めるとともに、観察や実践を通して考える力を育むことを目指しました。
ゼミの導入では、「贈ろう森プロジェクト」について理解を深めるところからスタートしました。
これからの活動につながる視点を持ちながら、森や自然との関わりについて考えを広げていきました。
活動では、二葉山での苗木採取や山道整備、校内での苔玉づくりなど、森と直接関わる体験を行いました。
森の中で寝転び、木々に囲まれた空間を体で味わいました。また、土のにおいを嗅ぐことで自然の息づかいを感じ、目をつむって耳を澄まし、風や鳥の声などさまざまな音に意識を向けました。さらに、森に生えている苗木を採取し、植物の成長や命のつながりについても学びました。
普段の生活では意識することの少ない自然の感覚に触れることで、生徒たちは心を落ち着かせるとともに、自然とのつながりを実感する貴重な体験となりました。


数種類の土を混ぜ合わせ、苔玉の土台となる部分を作りました。苔は贈ろう森プロジェクトの方に準備していただき、それを丁寧に巻き付けながら形を整えていきました。
制作の過程では手が泥だらけになりながらも、生徒たちは楽しみながら作業に取り組んでいました。また、完成後は苔玉を長く育てていくために、水やりの頻度や管理方法について学びました。
自然素材に直接触れながら制作することで、植物を育てることの大切さや手入れの重要性を実感する貴重な体験となりました。


株式会社WOODPROと二葉山ボランティア山を楽しむ会の方々にご協力いただき、山道整備を行いました。
まずは座学で株式会社WOODPROより木の樹齢や性質をプロの目線で教わりました。
その後二葉山へ移動し、崩れかけている山道の補修として、大きなハンマーを使って杭を打ち込む作業に挑戦。道を歩きやすくするために落ち葉をかき集めるなど、環境整備にも取り組みました。
普段は経験することの少ない力仕事に苦労しながらも、仲間と協力して真剣に作業に向き合う姿が見られました。


一つひとつの活動の中で、思うようにいかないことや、実際にやってみて初めて気づくことに出会います。
自然と関わることの難しさと面白さ。
その両方を感じながら、生徒たちは少しずつ、自然との向き合い方を自分なりに考えるようになっていきました。
活動の合間には、振り返りの時間も設けられました。
感じたことや気づいたことを言葉にし、他のメンバーと共有することで、同じ体験でも見方や捉え方が異なることに気づいていきました。
苔玉を持ち寄り、感覚を共有する場面では、一人ひとりの感じ方の違いが、そのまま学びの広がりにつながっていました。
一連の活動を通して、生徒たちは森や自然との関わりについて、それぞれの考えを持つようになりました。
体験で得た実感と、振り返りで整理した気づきをもとに、自然との向き合い方を自分なりに捉えていきました。
その積み重ねは、最終的な成果発表へとつながっていきました。
終わりに、贈ろう森プロジェクトの方からアンバサダー認定書(WOODPRO・A.M Laser Made制作)がゼミ参加者全員に贈呈されました。


森に触れ、体を動かし、感じ、考える。
贈ろう森ゼミでの学びは、体験と振り返りを重ねる中で、少しずつ積み重なっていきました。
自然に対する理解や関心だけでなく、自分から関わろうとする姿勢も、活動の中で育まれていきました。
このゼミで得た経験は、これからの探究や日常の中でも、自然と向き合う土台として生かされていきます。

・探究ゼミのテーマに関するミッション達成(観察・現場活動など)
・成果発表プレゼン(自然の魅力や課題、取り組み披露)
贈ろう森プロジェクト